こんにちは、Noboです。
年間で20試合以上サッカー観戦に出かける生活をしています。
初めてJリーグを観に行くんだけど、Jリーグがどういうものか分からない
Jリーグのルールを確認したいな
この記事では、こんな疑問にお応えします。
Jリーグは日本サッカーの根幹で、規模が一番大きい大会です。
Jリーグについて構造やルールを知っておくことでサッカー観戦をもっと楽しむことができますし、応援にも力が入ると思います。
そこで今回は、Jリーグの基本について紹介していこうと思います。
- Jリーグとは何か
- Jリーグの仕組み
- リーグ戦の大会方式
この記事を読んでいただくと、Jリーグの基本的な仕組みやルールを理解できます。
Jリーグに詳しくない人はぜひ読んでもらいたいですし、Jリーグファンの人でも豆知識が手に入るかもしれません。
ぜひ最後までご覧ください。
日本プロサッカーの全体を知りたい人は先にこちらの記事を読んでくださいね。

Jリーグとは?【日本のプロサッカーリーグ】
まず、日本のプロサッカーを運営している組織について紹介します。
Japan Football League=ジャパンフットボールリーグの略ですね。
Jリーグは1993年に始まりました。Jリーグは3つの理念を掲げ活動しています。
- 日本サッカーの水準向上およびサッカーの普及促進
- 豊かなスポーツ文化の振興および国民の心身の健全な発達への寄与
- 国際社会における交流および親善への貢献
そして、Jリーグを構成するのは加盟するサッカークラブたち。Jリーグに加盟しているクラブがプロサッカークラブというわけです。
Jリーグに加盟したクラブは日本一を賭けて厳しいリーグ戦を戦います!
Jリーグに加盟するには?【プロクラブのライセンスが必要】
オレもサッカークラブを作って、Jリーグに入って日本一を目指すぞ!
そう簡単にはいかないよ!
Jリーグに加盟するにはJリーグが定める厳しい基準をクリアしなければなりません。クラブライセンスという資格が必要になるんです。
また、チーム名には必ず地域名が含まれていないといけません。
つまり、プロとしてふさわしいクラブでないとダメってことですね。
そのうえ、アマチュアクラブ間の厳しい戦いを勝ち抜くことも必要になってきます。
Jリーグに加盟しているクラブは日本サッカーのトップレベル
ということができます。
【全58クラブ】Jリーグのクラブを紹介!
2022年現在、Jリーグには全国から58クラブが加盟しています。
はじめに、Jリーグに所属するクラブを紹介します。
- 北海道コンサドーレ札幌(北海道)
- ヴァンラーレ八戸(青森県)
- いわてグルージャ盛岡(岩手県)
- ベガルタ仙台(宮城県)
- ブラウブリッツ秋田(秋田県)
- モンテディオ山形(山形県)
- 福島ユナイテッドFC(福島県)
- いわきFC(福島県)
- 鹿島アントラーズ(茨城県)
- 水戸ホーリーホック(茨城県)
- 栃木SC(栃木県)
- ザスパクサツ群馬(群馬県)
- 浦和レッズ(埼玉県)
- 大宮アルディージャ(埼玉県)
- 柏レイソル(千葉県)
- ジェフユナイテッド千葉(千葉県)
- FC東京(東京都)
- 東京ヴェルディ(東京都)
- FC町田ゼルビア(東京都)
- 川崎フロンターレ(神奈川県)
- 横浜F・マリノス(神奈川県)
- 横浜FC(神奈川県)
- 湘南ベルマーレ(神奈川県)
- Y.S.C.C.横浜(神奈川県)
- SC相模原(神奈川県)
- アルビレックス新潟(新潟県)
- カターレ富山(富山県)
- ツエーゲン金沢(石川県)
- ヴァンフォーレ甲府(山梨県)
- 松本山雅FC(長野県)
- AC長野パルセイロ(長野県)
- FC岐阜(岐阜県)
- 清水エスパルス(静岡県)
- ジュビロ磐田(静岡県)
- 藤枝MYFC(静岡県)
- アスルクラロ沼津(静岡県)
- 名古屋グランパス(愛知県)
- 京都サンガFC(京都府)
- ガンバ大阪(大阪府)
- セレッソ大阪(大阪府)
- ヴィッセル神戸(兵庫県)
- ガイナーレ鳥取(鳥取県)
- ファジアーノ岡山(岡山県)
- サンフレッチェ広島(広島県)
- レノファ山口FC(山口県)
- 徳島ヴォルティス(徳島県)
- カマタマーレ讃岐(香川県)
- 愛媛FC(愛媛県)
- FC今治(愛媛県)
- アビスパ福岡(福岡県)
- ギラヴァンツ北九州(福岡県)
- サガン鳥栖(佐賀県)
- V・ファーレン長崎(長崎県)
- 大分トリニータ(大分県)
- V・ファーレン長崎(長崎県)
- テゲバジャーロ宮崎(宮崎県)
- 鹿児島ユナイテッドFC(鹿児島県)
- FC琉球(沖縄県)
これらのクラブが切磋琢磨しています。
これだけあると全ての都道府県にJリーグクラブがあると思ってしまうかもしれませんが、実はJリーグクラブがない県も存在します。
- 福井県
- 滋賀県
- 三重県
- 和歌山県
- 奈良県
- 島根県
- 高知県
Jリーグクラブがない県にもJリーグ入りを目指しているクラブがあるよ。
Jリーグクラブは3つのカテゴリーに分かれる
おいおい、これだけの数のクラブがあってどうやって日本一を決めるんだい?
これだけ多くのプロクラブがあると、総当たりのリーグ戦をするは大変です。
そこでJリーグでは、 クラブの実力や規模によって J1リーグ・J2リーグ・J3リーグの3つのリーグに分けられます。

それぞれのリーグに属するクラブの数は以下の通り。
- J1リーグ:18クラブ
- J2リーグ:22クラブ
- J3リーグ:18クラブ
J1リーグがトップのカテゴリーで、実力や人気も高いです。
メディアで取り上げられたり、注目・話題を集めることも多いため、多くのクラブはJ1リーグを目指しています。
J1リーグで優勝したクラブが真の日本一と言えるでしょう。
アジアチャンピオンズリーグについては「【ACL】アジアチャンピオンズリーグとは?大会のルールや観戦&視聴方法を解説」の記事で詳しく解説しています。
また、アマチュアリーグを勝ち抜いて新たにJリーグに加入したクラブはJ3リーグに参戦します。
Jリーグの対戦方式【 ホーム&アウェー方式の総当たり戦 】
続いてJリーグの試合進行についてです。
Jリーグでは、ホーム&アウェー方式の総当たり戦で試合が進んでいきます。
J1リーグ(全18クラブ)を例にすると、自分たちクラブを除いた17クラブと2回ずつ試合をしますので、
17チーム×2回=34試合の結果で順位が決まります。
順位の決定方法と勝ち点
リーグ戦の順位は年間を通して獲得した勝ち点の合計によって決まります。
勝ち点の合計が同じだった場合は、
- 得失点差
- 総得点数
- 勝ち点が並んだチーム間の対戦成績
- 反則ポイント
- 抽選
の順番で順位が決まります。
③の「勝ち点が並んだチーム間の対戦成績」は勝ち点の合計→得失点差→総得点数の順番で考慮され決まります。
反則ポイントは警告・退場などの合計数によって決まります。
J1~J3の優勝賞金&J1上位クラブの特典
Jリーグは日本サッカーの頂点ですから、その賞金額もケタ外れです。
Jリーグの優勝賞金は、Jリーグ規定によって決められています。
また、J1リーグの上位2~3クラブには、日本のクラブを代表してアジアチャンピオンズリーグ(ACL)の出場権が与えられます。
※出場クラブ数はルールに従って変わるしくみになっています
昇格と降格のルール
毎年、リーグ戦の年間順位によってカテゴリーの入れ替えがあります。
下のカテゴリーのクラブでも年間を通して結果を出せば上のカテゴリーに昇格できるのです。
逆に上のカテゴリーのクラブでも年間の結果が伴わないと下のカテゴリーに降格してしまいます。
J1リーグ年間順位の下位2クラブがJ2リーグに自動降格し、J2リーグ年間順位の上位2クラブがJ1リーグに自動昇格します。
J1リーグの年間順位16位のクラブとJ2リーグの年間順位3位から6位のクラブが参加するJ1参入プレーオフに優勝したクラブがJ1リーグに残留または昇格します。
J2リーグの年間順位の下位2クラブがJ3リーグに自動降格し、J3リーグの年間順位の上位2クラブがJ2リーグに自動昇格します。
※Jリーグのクラブライセンス制度により、成績が良くても上のカテゴリーに昇格できないクラブがあります。
選手やクラブにとって昇格と降格は重要な問題で、待遇・経営状態・メディアへの露出・入場者数などに直結します。
そのため、選手たちは日々努力を続けています。
Jリーグの試合ルール
ここからはJリーグの試合ルールについてです。
試合の方式と出場ルール
前後半45分ずつの計90分で試合を行いますが、トーナメント戦とは違って延長戦はありません。
同点で終了した場合は引き分けになります。
また、Jリーグには出場する選手や試合運用についてのルールがあります。
- 試合に登録できるメンバーは1チーム18人まで
- 外国籍選手の人数制限あり
- J1リーグのみ全試合VAR(ビデオ判定)あり
- 選手の交代は5人まで
- 警告(イエローカード)が4回累積した場合、次の試合が出場停止
外国籍選手のメンバー入りはJ1リーグが5人まで、J2リーグ・J3リーグは4人までとなります。
ただし、Jリーグが「Jリーグ提携国」として定める国の選手は外国籍選手として取り扱われません。
まとめ:Jリーグの基本を理解しておこう
この記事では、Jリーグとは?から始まり、Jリーグの構造・試合運用ルールについて紹介してきました。
日本のプロサッカーリーグであるJリーグは、日本各地に57クラブものプロクラブが根付いています。
それぞれのクラブは実力や規模によって、J1リーグ・J2リーグ・J3リーグの3つのカテゴリーに分かれます。
J1リーグが一番上のカテゴリーになります。
各カテゴリーにおいて、 ホーム&アウェー方式の総当たり戦で試合が進んでいきます。
試合に勝つと「勝ち点3」、引き分けると「勝ち点1」、負けると「勝ち点0」です。
リーグ戦には延長戦はなく、同点の場合は引き分けになります。
年間を通して勝ち点が最も多いクラブが優勝です。
毎年、リーグ戦の年間順位によってカテゴリーの入れ替えがあります。
下のカテゴリーのクラブでも年間を通して結果を出せば上のカテゴリーに昇格できます。
逆に上のカテゴリーのクラブでも年間の結果が伴わないと下のカテゴリーに降格してしまいます。
選手やクラブにとって昇格と降格は重要な問題で、待遇・経営状態・メディアへの露出・入場者数などに直結します。
サポーターにとっても降格だけは絶対にイヤだね。
もちろん優勝を目指してみんな応援しています。
また、選手の出場や試合運用についてもルールが決められています。
主なルールは次の5つです。
- 試合に登録できるメンバーは1チーム18人まで
- 外国籍選手の人数制限あり
- J1リーグのみ全試合VAR(ビデオ判定)あり
- 選手の交代は3人まで
- 警告(イエローカード)が4回累積した場合、次の試合が出場停止
Jリーグの基本的なルールを理解して観戦に出かけると、より楽しく・応援にも熱が入るのではないでしょうか。
サッカー観戦に行ったことがない人は、サッカー観戦の始め方について書かれた以下の記事を参考にしてみてください。

もっとたくさんの人にサッカー観戦を楽しんでもらいたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました!
その他の大会についてはこちらの記事で紹介しています。
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