サッカーは人気のスポーツだけど、いまいちよく分からない。
こどもや友人がサッカーをやったり観に行っているけど、何が面白いのかがあまりわかっていない。
こんな人も多いと思います。
「サッカーを観に行ったことがないけどサッカーについて知りたい!」
という人のために、本記事では、
「サッカーとは何か」
を難しい用語は使わずに、ざっくりとサッカーを説明していきます。
家族や友人・恋人などがサッカー好きで、「話が分かるくらいの知識を付けたい!」とか、自分自身が「サッカー観戦へ出かけるまえに少し勉強したい」という人の疑問が晴れれば幸いです。
初心者にも分かるよう簡単に説明するね。
サッカーって何?【2つのチームがゴールを取り合うスポーツ】
まずはサッカーってどんなスポーツなのか話していきます。
サッカーというと、芝生のうえでボールを追っかけ回してるイメージをお持ちの方もいるかもしれませんね。
ジャンルでいうとバスケットボールやハンドボール、アイスホッケーなどと同じく点を取り合うチームスポーツの一種となります。
簡単にまとめると以下の通り。
- 手を使わずにボールをゴールの中に入れる
- 制限時間内に、より多くのゴールを入れたチームが勝利
こんな感じです。
サッカーの特徴は?他のスポーツとの違い
サッカーは他のスポーツとは少し異なる点があります。
それは、
プレイヤーは手でボールを扱ってはいけない
という点です。
ただし、「ゴールキーパー」という特殊なポジションのプレーヤーは手を使うことを許されています。
また、ゴールキーパー以外のプレーヤーでも手を使う場面があります。
これは例外的です。

バスケットボールやホッケーなどを見てみると、手や道具を使ってボールを扱うスポーツが多く、サッカーのようにボールを蹴ってプレーするスポーツは少ないと言えます。
では、足でボールを扱うときと手でボールを扱うときを比べてみましょう。
どちらが難しそうだと思いますか。
あなたも飛んできたボールをキャッチしたり、狙ったところにボールを投げたりすることは割と正確にできますよね。
ですが、これを足でやってみると一気に難しくなります。
つまり、サッカーはミスが付きもののスポーツなのです。
なのでサッカーではなかなかゴールが決まらないです。
もちろん、レベルの高いサッカー選手は狙ったところにボールを正確に蹴ったり、勢いよく飛んできたボールを足でピタッと止めるのがうまいです。
しかし、技術の差があってもちょっとしたことや1つのミスで格下のチームに負けてしまうこともあるのです。
このことから、サッカーの試合には運の要素もあります。
「運も実力のうち」とは言いますが、実は番狂わせが多いのもサッカーの特徴。
この「運の要素がありつつも、実力の要素も大きい」というところがギャンブルにも最適ということで、サッカーの本場であるヨーロッパでは身近で楽しめる賭け事として親しまれてきました。
サッカーのルール【ゴールを多く取ったチームが勝ち】
ではサッカーのルールをざっくりと解説していきます。
サッカーのルールの大原則としては、
11人 VS 11人の2チームで試合を行い、制限時間内でより多くのゴールを取ったチームが勝ち
となります。
プロサッカーの試合では、前半45分・後半45分の合計90分で試合を行います。
90分経過したときに多くゴールを取っていたチームが勝ちです。同点の場合は引き分けになります。
試合終了の直前にゴールが決まることもあるから見逃せないね。
サッカーで必要な道具【6つあればOK】

続いてはサッカーで必要な道具を紹介します。
- ボール 1個
- ゴール 2つ
- ユニフォーム
- スパイク
- すね当て
- コーナーフラッグ
プレーヤーはそれぞれのチームのユニフォームを着るのですが、敵味方をわかりやすくするため、2つのチームが同じ色のユニフォームを着ることはありません。
また、ゴールキーパーだけは色の異なる専用のユニフォームを着用します。
さらに、プレーヤーはスパイクと呼ばれるサッカー専用シューズを履きます。
スパイクの足裏にはスタッドと呼ばれる突起がついていて、芝の上でも滑りにくいようになっています。
すね当てはケガ防止のため、靴下の裏に着用します。
コーナーフラッグはサッカーコートの角を示す目印です。
サッカーの勝ち方【ゴールを目指せ!】
サッカーの試合で勝つにはゴールを奪う必要があり、ゴールには大きく2つのパターンに分かれます。
- 味方とボールをつないで攻め込む
- 個人の力で突破する
ゴールはサッカーの一番おもしろいシーンです。
それぞれ簡単に見ていきましょう。
味方とボールをつないで攻め込む
まずは味方とボールをつないで攻め込むパターンです。
上の動画を見てみてください。
味方どうしが連動した動きでボールをつないでいます。
ポイントは、
相手のスキを突く
というところです。
うまくボールをつなぐには、味方との意思の疎通や確かな技術、正確な状況判断力が必要です。
華麗にボールをつないでゴールが決まるとシビれます!
個人の力で突破する
サッカーは個人の力でゴールに迫ることもできます。
一流の選手は巧みなフェイントや圧倒的なスピードで相手プレーヤーをかわし、ゴールを決めてしまうのです。
すごいプレーにはどよめきや歓声があがってしまうね。
相手チームからゴールを奪う方法
ゴールを取れば試合に勝てるのですが、実際問題としてどうすればゴールを取れるのチームで考えることも重要です。
もちろん相手チームはゴールを取らせないように守ってきます。
サッカーには「戦術」があって、どう攻めるか?どう守るか?というチーム内での決まりごとがあります。
具体的には、
- しっかり守って相手のミスを突く
- ボールを保持してじっくり攻め込む
- 相手が持っているボールを積極的に奪いに行く
などです。
自チームの選手の特長を活かした戦術を取ったり、相手チームの特徴に合わせて戦術を変えることもあります。
サッカー観戦に慣れてくると、だんだん戦術が分かります。
サッカーの実力とは?強いチームはどこで差がつくの?

ここまでサッカーというのは「11人VS11人で行うスポーツで、さらに運の要素もある」というお話をしてきました。
ここまで読んできた人の中には、「そうなってくると、逆にサッカーチームの実力って何なんだろう?」と思う人も出てくることと思います。
結論から言うと、「サッカーは運の要素もあるものの、実力による差も大きいスポーツ」となってしまいます。
では、強いチームはどこが違うのでしょうか?
サッカーチームの実力は以下の2点で決まると思います。
選手個人の能力が高い:技術、状況判断力、身体能力
チームの組織力:チーム内の意思統一が取れている
それぞれ見ていきます。
選手個人の能力が高い
まず一つめの要素として「選手個人の能力が高い」という点を紹介していきます。
サッカー選手には、
- 正確にボールを蹴ったり止めたりする技術
- どの選手に、どのタイミングでボールを渡すか(もらうか)を判断する能力
- 相手より速く走るスピード
- ジャンプ力
- 相手に競り負けない屈強な筋力、スタミナ
主に5つの力が求められます。
強いチームには、高いレベルの総合力を兼ね備えた選手や特定の能力に長けたスペシャリストが多く所属しています。
チームの組織力
サッカーには11人のプレーヤーがいるという話をしましたが、それぞれのプレーヤーにはみんな個性があります。
高いレベルを持った選手が集まっても、意思統一がうまくいかなければチームとして機能しません。
チームの監督は選手それぞれの特長を理解して起用し、最大限のパフォーマンスを発揮させます。
各選手も、チームの戦術やお互いの特長を理解しながら練習を積み、チームを成熟させます。
1+1=2ではなく、3や4になるチームが強いです。
チームの力が選手個人の実力差を埋めることもよくあります。
一般的な会社でも部署間の連携は大切ですよね。
サッカー観戦のおもしろさ【地域を盛り上げる存在、感動&興奮】
サッカーの面白さはどこにあるのでしょうか。
なぜこんなに世界で流行ってるの?
みたいな疑問を持っている人もいるかもしれません。
私見ですが、サッカーが親しまれている理由には以下の3つがあると思っています。
- 地域に根ざしている
- 何が起こるか分からない
- 感動と興奮
例えば、日本では57のプロサッカークラブがあり、他のプロスポーツよりチーム数が多いです。それだけ自分たちの身近な存在のスポーツと言えます。
地元のクラブや好きなクラブを応援する楽しさもあります。
サッカーに興味がなくても日本代表を応援してしまうように、「○○県出身だから、地元のクラブを応援しよう」って感じです。
サッカーには「こうすれば勝てる!」という攻略法もないですし、試合終了まで何が起こるか分からないワクワク感があります。
ゴールが入りにくいスポーツなので、そこがつまらないと思われてしまうのですが、その分ゴールが入ったときの感動と興奮は計り知れないです。
こんなところが魅力だと思っています。
まとめ:サッカーとは何か?
この記事ではざっくりサッカーとは?というところから書いてきました。
サッカーとは何か?をまとめると以下のようになります。
サッカーとは11人VS11人で行うチームスポーツで、手や道具を使わす運の要素もある。試合では格上のチームに勝つという番狂わせが起こり得る。
プロVSプロの試合でも、お互いに勝ったり負けたりの勝負が楽しめるスポーツということです。
とはいえ運だけでなく実力の部分も重要で、サッカーチームの実力は、「技術・状況判断力・身体能力に優れた選手が多く所属しているか?選手間の意思疎通や戦術理解が図れているか?」によって決まるというわけです。
この記事からなんとなく「サッカーとはこういうものなんだ」と知ってもらえると幸いです。
ぜひ、テレビやスタジアムでサッカーを観てみてください。
第2回講座へ続きます。
