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【5分で覚える基本プレーと反則】サッカーの覚えるべきポイント!

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サッカー観戦の初心者といっしょに試合を観に行ったときなど、ルールについて説明をする場面ってあると思います。

でも一気に全部のルールを教えたり、覚えたりするのは、まあなかなか難しいですね。

あまり知られていない細かなルールもありますが、サッカーの試合を観戦する際に知っておかなければならない最低限のルールは限られています。

そこで、これだけは知っておきたいルールを紹介します。

  • 基本的なルール
  • 反則となる行為
  • オフサイド

内訳は、基本的なルール5つと、反則となる行為9つ、オフサイドです。

これらについて、「一言で説明」という形でまとめました。

サッカーの基本ルール:5つ

まず「サッカーとはどんなスポーツか」について簡単に。

サッカーは、2つのチームがひとつのボールを争ってお互いのゴールに蹴り入れるスポーツ。
時間内により多くのゴールを入れたチームが勝利します。

サッカーは、2つのチームがひとつのボールを争ってお互いのゴールに蹴り入れるスポーツ。試合時間内により多くのゴールを入れたチームが勝利。

みなさん、ここまでは大丈夫ですかね?

まずは重要度の高い基本ルールからいきます。紹介するのは5つ。

  • 試合人数
  • 試合時間
  • 審判
  • 選手の交代
  • フィールドの外にボールが出たとき

試合人数

プロの試合は、1チーム11人で行ないます。1人はゴールを守るゴールキーパーで、残り10人で攻めや守りを行ないます。

試合時間

プロの試合の場合、前半45分、後半45分の合計90分間と決まっています。前半と後半の間には、休憩時間(ハーフタイム)があります。

試合では、ボールがフィールド外に出たり、負傷交代があったりして、試合が止まってしまうことがあります。その場合は止まった時間を考慮して、45分経過後にアディショナルタイムが追加されます。

延長戦

リーグ戦では、90分間の試合が同点で終了すると「引き分け」になります。

しかし、トーナメント方式の大会では決着をつけるために延長戦が行われます。
プロの試合では前半15分、後半15分の合計30分の延長戦になります。

※延長戦がなく、いきなりPK戦となる大会もあります

PK(ペナルティキック)戦

PK戦は、試合時間が終わっても勝敗がつかなかったときに行います。

ゴールキーパーとペナルティキックを行なう選手が1対1となり、両チームで交互に5本ずつキックします。5本のキックを行なったあと、得点が多い方のチームが勝利します。

しかし、5本のキックで決着がつかなかった場合には、サドンデス方式でPK戦は続けられます。

サドンデス方式の例

Aチームが成功→Bチームが成功:続行
Aチームが失敗→Bチームが失敗:続行
Aチームが成功→Bチームが失敗:Aチームの勝ち
Aチームが失敗→Bチームが成功:Bチームの勝ち

※PK(ペナルティキック)については後述

選手の交代

選手交代のルールは大会や試合によって異なります。

通常のリーグ戦:3人
国際親善試合:6人

などです。

2021年、日本のJリーグでは
・選手交代枠を5名に拡大する
・交代回数はハーフタイムを除き3回までとする
というルールになっています。

フィールドの外にボールが出たとき

サッカーフィールドは上から見るとこんな感じ。
サッカーの試合では、フィールドの外へボールが出てしまうことが本当によく起こります。

シチュエーション別で簡単に紹介します。

スローイン

ラインの外に出たボールをフィールドの中に投げ戻すプレーです。スローインをする場所は、ボールがタッチラインを越えたあたりからです。

※タッチライン:上記図でいうと、大枠横のライン

Aチームの選手が蹴ったボールがラインから出てしまったら、相手Bチームの選手がスローインを行います。

ゴールキック

ゴールキックとは、攻める側の選手が守る側のゴールラインの外側にボールを出したとき、守る側のキックによって試合を再開するプレーのことです。

※ゴールライン:上記図でいうと、大枠縦のライン

コーナーキック

コーナーキックは、ボールが守る側の選手に触れて同じ守る側のゴールラインから外に出た場合に、攻める側の選手がコートの角からキックをすることです。

ゴールまでの距離が近く、得点につながりやすいです。

審判

プロの試合では、「主審が1人、副審が2人、第4の審判が1人」の計4人の審判がいます。

主審は審判の中で最も大きな権限があり、反則などのジャッジを下します。フィールドの中を走り回り、プレーをチェックしています。

副審は主審をサポートする役割。ボールがフィールドの外に出た際にスローイン、コーナーキックなどをどちらのチームが行なうかの判定、オフサイド(※後述)の判定をします。

フィールドの外側にいて旗を持っている人です。2人でフィールドの半分ずつを担当します。

第4の審判は交代の手続きやアディショナルタイムの表示などを行います。

大会や試合によっては、ゴールが入ったかを判定する追加副審や映像技術を用いて主審のミスを防ぐVAR(ビデオアシスタントレフェリー)がいます。

反則となる行為:この9個を覚えてほしい

サッカーは相手と接触するスポーツで、その中ではもちろん反則があります。

サッカーでは反則を「ファウル」と呼びます。

ファウルとなる行為9つを紹介します。

  • ハンド
  • トリッピング
  • ジャンピングアット
  • ストライキング
  • プッシング
  • ファウルチャージ
  • ファウルコンタクト
  • ホールディング
  • スピッティング

行為の名前は覚えなくていいので、「どんな行為をしたらファウルなのか」というイメージを持っていただければ。

ファウルかどうかは最終的に主審が判定します。

ハンド

ハンドは、選手が故意に手、または腕でボールに触れる反則のことです。

審判は、選手の手の動き・位置、競技者とボールの距離などを考慮して判定しますが、議論を呼ぶ判定となることもしばしばあります。

ゴールキーパー手を使うプレーが許されているので例外です。

トリッピング

トリッピングは、足や体を使って相手を倒したり、つまずかせたりする反則のことです。

ジャンピングアット

ジャンピングアットは、相手選手に飛びかかる反則のことです。

浮いた球をヘディングするためにジャンプしたときに、相手選手に飛びかかる形となってしまうとこのファウルを取られます。

ストライキング

ストライキングは、相手選手を殴ってしまった場合の反則です。相手選手と競り合いながら走っている最中に偶然手が当たるなどケースがあります。

プッシング

プッシングは、相手選手を手で押す反則です。

ファウルチャージ

ファウルチャージは、相手選手に対して乱暴な行動でバランスを崩させる反則です。

相手選手に肩を使ってバランスを崩す行為は認められています。
しかし、肩以外の部分を使ったり、乱暴な方法と審判が判断した場合には、ファウルチャージとなります。

ファウルコンタクト

ファウルコンタクトは、ボールを奪うためにタックルしようとした際に、ボールより前に相手に接触した場合の反則のこと。

スライディングタックルを仕掛けたときに起こりやすいです。

ホールディング

ホールディングは、相手の体や服をつかんだり、抱え込んだりする反則です。

故意に行ったと判定されるとこのファウルを取られます。

スピッティング

スピッティングは、相手選手に唾を吐きかけることです。

フィールドに唾を吐くのはファウルになりませんが、相手選手にかかった場合はスピッティングとなって反則です。

相手選手に直接つばを吐くなんてほとんどないので、試合で目にすることはないと思います。

オフサイド:待ち伏せ禁止のルール

サッカーのルールの中で、一番分かりくいと言われるのがオフサイドです。

オフサイドは簡単に言うと待ち伏せ禁止のルールになります。

Jリーグがオフサイドを解説する動画を作成していますのでご参考ください(※3分弱の動画)。

オフサイドは一瞬のできごとで、観る角度によってはわかりにくい反則です。オフサイドがあった際は、副審が旗を上げて合図をします。

もう少しオフサイドについて勉強したい人はこちらの動画もどうぞ。

反則があったときの対応

「反則(ファウル)があったときはどうなるのか」を紹介していきます。

フリーキックを与える

ファウルを受けたチームは、ファウルされたの地点にボールを置いて、相手の妨害を受けない形でキックしてプレーを再開します。

これをフリーキックといいます。

ペナルティキックを与える

ペナルティーエリア内で守る側の選手がファウルをした場合に、相手チームへ与えられるフリーキックです。
※:ペナルティエリア:フィールド内の左右にある、大きな長方形内のエリア

PKはペナルティーマークにボールを置き、そのボールをPKが与えられたチームから選ばれた1人のプレーヤーが蹴ります。相手のゴールキーパーはゴールのライン上で守ります。
※ペナルティマーク:ペナルティエリア内にある点

もっともゴールが入りやすい場面ですね。

イエローカード

悪質な反則をした選手に対して、審判が警告するときに提示する黄色のカードです。

レッドカード

とても悪質な反則を犯した選手に対して、退場処分を示すために使う赤いカードです。

悪質な反則は一度の反則でもレッドカードが出されることがあります。

1試合の間にイエローカードを2枚受けると、レッドカードと同様に退場処分となります。

退場処分があると、試合終了まで少ない人数でプレーしないといけません。

アドバンテージを取ることも

ファウル直後の展開が、ファウルをされたチームに有利であると審判が判断し、試合を続行することがあります。

これをアドバンテージといいます。

ファウルされたチームのチャンスを潰してしまうことを防ぐ目的があります。

また、ファウルを取らずに試合を続行したけれど、そのあとすぐに守備チームにボールが渡ってしまった場合は、ファウルした場所に戻り、攻撃側のフリーキックから試合を再開することもあります。

終わりに:ルールはだんだんと全て覚えていくのが良い

とりあえずざっと覚えられるように情報を省いて説明しましたが、いかがだったでしょうか。

サッカーのルールは実際に試合を観てみると、勝手に覚えていくので最低限の基礎知識だけのうろ覚えでOK。

試合を観に行く前の電車の中とかでぱらぱら見ていただければ幸いです。

ただ、試合で起こりやすい・起こりにくい面があるので、起こりにくいルールはなかなか覚えられないこともあります。

なので本格的に学ぼうという人は、地道に覚えていきましょう!

ABOUT ME
Nobo
サッカーが大好きな静岡県民。 年間20試合以上をスタジアムで観戦します。 Jリーグも海外サッカーも好きで、アスルクラロ沼津とアーセナルを応援しています。 2019年、ドイツ・ブンデスリーガを生観戦してきました。 ブログとTwitterはサッカーについてまったりと発信してます。