こんにちは。静岡県出身のサッカーファン、Noboといいます。
普段は地元のプロサッカークラブであるアスルクラロ沼津を応援しています。
2019年9月、ドイツ・ブレーメンに行って「ブレーメンVSライプツィヒ」の試合を観戦してきました。
日本と違うサッカー文化を肌で感じたので、サッカーファンのみなさんにお伝えしたいと思います。
- ブレーメンの街の様子
- チケット購入
- スタジアムの雰囲気
- オフィシャルショップの紹介
- 現地サポーターとの話

実際に観戦してきたぼくが写真付きでレポートします。
ブレーメン中央駅からホームスタジアムまでの様子
滞在していたブレーメン中央駅から徒歩でホームスタジアムのヴェーザーシュタディオンに向かいました。

普段は穏やかな雰囲気の駅です。いかにもヨーロッパっぽい雰囲気ですね。

駅の中にもブレーメンの旗が!地元で愛されているのがよくわかります。ブレーメン中央駅からスタジアムまでは徒歩で約40分。ヴェーザー川の川沿いを歩いて行きます。

地元のお祭り?なのか、川沿いではビールやソーセージの屋台がたくさん出ていて、家族や友人・カップルなどみんなそれぞれ楽しんでいる様子。この日はバンドのライブ演奏も行われていました。

スタジアム沿いを流れるヴェーザー川には船が走っていて、バス代わりに船でスタジアムに向かう人たちもいました。これもとても気持ち良さそうです。

川沿いからの景色もとても良く、芝生で休んでいる人もいました。バスや路面電車でも来ることができますが、この景色が見られたので満足です。
さあヴェーザーシュタディオンが見えてきました。
チケット購入まで
しかし、スタジアムに向かっている時からひとつの懸念がありました。実はチケットを持っていなかったのです。この試合を観られるかわからなかったので、事前に準備はしていませんでした。
特にブンデスリーガは観客数が多く、当日券の発売もあるか不安でした。2019/20シーズンのブレーメンでは、ホーム開幕戦からの2試合ではどちらも40,000人のお客さんが来ていたのです。

チケット売り場を発見!少し列ができていたのですが並んでみます。ドキドキ・・・
チケット売り場に並んでる途中でダフ屋が話しかけてきました。この席45ユーロでどう?みたいな感じ。
やはり明らかに観光客だとわかるのでしょうね。
当日券が買えるかわからなかったので少し悩みましたが、金額が適正かも怪しいので様子を見ることにしました。
そして自分の番がやってきました。スタッフのお姉さんは英語が通じそうなので、なんとか中学生レベルの英語でがんばって伝えてみます。

今日の試合のチケットは買えますか?

はい、買えますよ。どの席がいいですか?

座れる席がいいです
あとはおまかせでシートを選んでもらいました。位置はメインスタンドの右コーナーフラッグの近くとのこと。
価格は40ユーロでした(2019年9月のレートで約4800円)。
価格的にはJ1の指定席と同等といったところでしょうか。おそらくダフ屋で買わなくて良かったと思います。

今日のゲームを楽しんでね(ニッコリ)
なんとかチケットをGET!
ヴェーザーシュタディオンへ入場 そして試合開始・・・
テンションはどんどん上がっていきます。そして荷物チェック・ボディチェックを終えて入場。
指定席に行くのに少し迷ってしまいましたが、親切なおばちゃんが連れていってくれました。

ピッチと客席との距離がものすごく近いのです。よく言われていることですが、この距離感は自分の想像以上でした。
あの雰囲気を出せるスタジアムは日本ではまだまだ少ないと思います。図太い声をしたサポーターのチャントもこだましていました。
(※ブレーメンゴール裏の様子。このトンネルから選手が入場していきます。)
この試合のハイライトはスカパーさんでお楽しみください。
試合結果は首位のライプツィヒが力を示し、0-3でブレーメンを圧倒。
日本代表の大迫勇也は試合3日前にケガのニュースが入り、この試合はベンチ外でした。第4節ではゴールも決めていたので、姿を見られず残念です。
この試合を観て驚いたのは、ブレーメンのサポーターは0-3になった時も応援のテンションは下がらず、帰り出す人も少なかったことでした。
試合後の挨拶のときも決してブーイングせず、拍手と励ます声援が続いていました。
「次は絶対勝とう!」そんなブレーメンサポーターの気持ちが伝わってきました。
ヨーロッパのファンは結果に対して厳しく、ふがいない試合はブーイングがすごいのではないかと思っていましたが、そんなことはありませんでした。少なくともブレーメンのサポーターに関しては。
ドイツのファンは割と優しいのでしょうか(他のチームの様子を知っている人いたらコメントください)。
ブレーメンのファンもすばらしいと思いますし、この雰囲気の中で試合ができる選手は幸せだと思います。この日の観客数は40550人。あの雰囲気を体感したら「オレもこの中で試合がしたい!」と強く思うはずです。
自分も一気に虜になりました。
試合はこれで終わりましたが、まだまだブレーメンの夜は続きます。
オフィシャルショップへ入ってみた
試合は残念ながら負けてしまったブレーメン。自分も悔しい気持ちになりましたが、席を出てスタジアムの周りを歩いて帰ろうとするとなんとオフィシャルショップを発見!これは入らなければ!

入り口でのボディチェックを通過して入店です。

入り口には懐かしいブレーメンの名場面を収めた写真の数々。

記念写真が撮れるようになっています。これでブレーメンファミリーの仲間入りです。自分もブレーメンサポーターに手伝ってもらって写真を撮りました。撮ってくれた方ありがとう!
なんとショップは2階建てとなっており、いろいろなグッズが売られていました。店内の写真を撮りましたのでご紹介します。




普段着でも着られるカジュアルなものも多いです。


充実の小物類。他にも財布・時計・ネクタイなども置かれていました。もちろん定番のユニフォームやマフラーも数種類販売されていましたよ。
正直、日本のクラブでここまでの規模があるショップは見たことがありません。ドイツのサッカー熱の高さを感じます。
ショップで買い物を楽しみ、ホテルに戻ります。
ブレーメンサポーターとの交流
ブレーメンサポーターはさぞ肩を落して帰っているのだろうと思っていたら、スタジアム周辺やメイン通りの飲食店では多くの人がビールを片手に談笑していました。
日本では試合が終わったらそのまま帰ってしまう人が多いですが、こんなところにも文化の違いを感じます。
試合後はお祭りのような状態になっていて、屋台・パブにサポーターが集っていました。駅に向かって歩く途中、とあるパブの前を通ったら一杯飲んでいたブレーメンサポーターに声をかけられました。

このパブはブレーメンの中でも有名なんだ。ちょっと寄っていけよ。
パブでは先ほど行われていた試合の映像が流れていました。

日本人か? 旅行で来たのか?

日本人だよ。仕事で来たんだ。
そんなこんなで話をしながら記念撮影。

2週間後のホーム戦もまた来てくれよ!じゃあな!
別れを惜しみながらパブを出ました。みんなめちゃくちゃいい人たち。
また、路面電車の中でも話しかけてくれた人もいました。

大迫がケガして残念だったね。日本代表にとっても痛いんじゃないか?

私たちブレーメンのサポーターにとっても大迫は大切な選手だよ!
大迫選手がブレーメンで愛されているのを感じました。そんな話をしているうちにホテル近くまで路面電車が到着。ホテルに戻りました。
観戦記の最後に
現地ではクラウディオ・ピサロ(元ペルー代表)のユニフォームを着ている人が多かったです。レジェンドですからね。大迫選手もブレーメンのレジェンドになって欲しいです。
現地の人は割とフランクに話しかけてくるので、現地のファンとふれあうも楽しみのひとつです。英語をもっと勉強しないとね。
もちろん、ぼくには外国人のサッカー観戦仲間はいないので貴重な経験でした。
日本人はシャイなところがあるし、ドイツ人といきなり話せと言われたら厳しいけど、サッカーというすばらしい共通点があるのでコミュニケーションがとれてよかった。
スタジアムの雰囲気・サポーターの暖かさもあって一気にブレーメンのファンになりました。
日本のサッカー文化ももっと発達してドイツのようになっていってほしいと思います。
旅行費数十万円かけてもこの体験は価値のあるものだと感じました。またお金を貯めてドイツに行きたいです。
みなさんもぜひ海外のサッカーを肌で体感してみてください。
参考:ブレーメンでの会話や文字表記について
ブレーメンではぼくと話したすべての人には英語が通じました。ぼくはドイツ語は分からないので(ダンケ=「ありがとう」くらい?)、カタコトの英語でコミュニケーションをとりました。
ぼくの英語レベルですが、「センター試験平均点程度」「海外渡航経験なし」とかなり厳しめ。外国人と話すのもほぼ初めてです。それでもサッカーを観たいという思いから必死でした。
看板など街中の表記ではドイツ語が多いです。その次に英語でスーパーマーケットなどではトルコ語表記もあるといった感じです。
トルコ語があるのは移民の関係だと思います。日本の駅みたいに多くの翻訳表記はされていなかったです。
切符を機械で買うときなどはgoogle翻訳のカメラ翻訳機能がとても便利でした。あなたも海外旅行に行くときは使ってみてください。
ブンデスリーガとは?
ブンデスリーガとはドイツプロサッカーリーグの呼び名のことをいいます。
ブンデスリーガはイングランド(プレミアリーグ)・イタリア(セリエA)・スペイン(ラ・リーガ)と並んで「世界4大リーグ」と呼ばれており、最高レベルのリーグのひとつです。
バイエルン・ミュンヘンやボルシア・ドルトムントなど、世界的にも有名でヨーロッパの中でも強豪と呼ばれるクラブもあります。
ファンも熱狂的として知られ、毎試合多くの観客がスタジアムに詰めかけます。
2000年代以降、多くの日本人選手が所属し、日本でも注目されるようになりました。
ブンデスリーガに所属した主な日本人選手
- 長谷部 誠(ボルフスブルク、フランクフルトなど)
- 香川 真司(ボルシア・ドルトムント)
- 内田 篤人(シャルケ04)
- 高原 直泰(ハンブルガーSV)
他多数・・・
ブレーメンとは?
正式名称:ヴェルダー・ブレーメン
ブレーメンに本拠地を置くスポーツクラブで、サッカー以外のスポーツクラブ活動も行っています。
ホームスタジアム:ヴェーザー・シュタディオン (約42000人 収容可能)
クラブカラー:緑・白
ブレーメンに所属した主な有名選手
- 大迫 勇也(日本代表)
- 奥寺 康彦(日本代表)
- メスト エジル(ドイツ代表)
- クラウディオ ピサロ(ペルー代表)
- セルジュ ニャブリ(ドイツ代表)
日本では大迫勇也選手が所属したことにより一気に有名になりました。